グラウンドに水を撒く

気温が上昇するには地温の上昇が必要です。海であれば水温がこれに当ります。
まず、地面や海面が太陽からの熱を受け取り、その熱が空気中に拡散します。
前項でも書きましたが、熱は常に高いところから低いところへと流れるためです。
拡散した熱量はその場に留まることなくさらに上空へと昇っていきます。
結果、空気中の温度は一定に保たれることなく、常に下降の一途を辿っているのです。
高度が上がればそれだけ気温は下降していきます。これは空気が薄いためです。
熱の正体は原子の運動によるもので、空気が薄くなれば運動エネルギーも減るからです。
グラウンドに水を撒くというのは地温が上昇するのを阻むことにより、
気温を上げないといった効果を生みます。