やっぱり朝日美穂は天才だった

ホリアテロリズム

ホリアテロリズム

先月の14日に梅田レインドッグスで行われたライブ
Hello Bird in Osaka!へ行ってきました。
このライブは朝日美穂さんの新譜『ホリアテロリズム』のレコ発。
新譜からだけでないという生朝日初体験となるs-ageには嬉しい内容。


朝日さんのすごいところは最小構成というかヘタに音を詰め込まない点。
音楽って料理と同じで素材をいくらでも入れることが出来るわけですが、
逆に入れすぎると調理に余程の腕がないとゴチャゴチャしてしまうわけです。


その点、朝日さんという人は音を良く知っているというか、使いどころが巧い。
必要な素材だけに必要なスパイスを振り分け、全体としては豪華なのに
部分部分で見ると恐ろしく各パートの良さを引き出している印象。


競演はヒトリトビオと朝日さんお気に入りのニーハオ!の二組。
ヒトリトビオはボーカル&ギター、ベース、ドラムス、トロンボーンの4ピース。
嫌いではないんですが、若干、音にまとまりがなかった印象。
トロンボーンの音がどうしても弱かったのと、ベースも弱い印象
はっきり言ってドラムスとギターだけで音の構成ができているという感じ。
CDなら巧くまとまるんでしょうけど、まぁ、ライブでトロンボーンは難しいやね。
ギターとベースをフォークに持ち変えれば一変するだろうなと思いました。
出来れば、フォークギターよりもガットギターの方が良さそうだけどクセあるからね。。。


ニーハオ!はもはや別格の進行でしたね、ライブ慣れしているというか
押し寄せる音の大洪水にs-ageの体は打ち付けられて久しぶりに体で音を聞いた印象。
この人たち、ドラムス、ベース、ベースというワケの分からない構成(笑)
ベースラインだけで音を構成するというある種の荒業を用いているわけですが、
ビックリするくらいに違和感なく聴ける音楽というか、一度聴いてみてください。


さて、ニーハオ!のステージも終わり、目的は達成したから帰ろうかと間違えたところで、
ステージのセッティングをするかわいらしいセミロングの女性が登場。
最初はこの女性があの朝日美穂さんだとは夢にも思いませんでした。
この人、若すぎです。とても三十路には見えません。見た目は24,5です。


朝日さんの構成はエレピ弾き語りというスタイルで横に置いたシンセ(!?)を時折触る感じ。
CDクオリティーの音は期待してませんでしたが、ある意味、CDよりも贅沢な音の使い方。
ベースラインをシンセに委ねて、エレピ弾き語りにてメロディーラインを形作るという内容。
CDですら余計な音を入れてないヒトなんですが、本当に必要な音だけで構成された音楽。
SONY時代のドンシャリ音よりもこういったシンプルな構成の方が好きだったりします。
ライブ盤も出してくれないかな。。。


それにしても歌巧すぎです。ピアノは思ってたよりも巧くなかったかも。
とはいえ、生の弾き語りであれだけ弾ければ十二分に巧いわけですが。。。
拙いライブレポートは2/25に書いている明日の日記にて